漢方専門薬局　桂林　＜けいりん＞は、漢方薬の力で、悩みを持つあなたのお手伝いをさせていただきます。

静岡県沼津市。漢方専門薬局｢桂林｣は、漢方薬の力で冷え性・肩こり・ぜん息・高血圧・不妊症などでお悩みの方をお助けします。

漢方薬とは

漢方薬。分かりやすく、その仕組みを解説します。

東洋医学とは

東洋医学とは。

日本と漢方

漢方は、中国が本場と思われがちですが。。。。日本と漢方の歴史を解説します。

漢方薬と西洋薬との違い

病院などで処方される西洋薬。漢方薬との決定的な違いを、説明します。

漢方薬と民間薬との違い

薬局などで販売されている｢どくだみ茶｣・｢ウコン｣などの民間薬。漢方薬との違いを説明します。

>>調合の知識へ

>>飲むための知識へ

		流行にとらわれることなく、確かな歴史と、蓄えられた知識・理論をもとに調合されたもの、それが漢方薬です。漢方薬は、東洋医学の理論体系をもとにし、自身の健康を勝ち取るための具体的な手段として、使われ続けてきたものです。原則的に、数種類から十数種の生薬を、ある理論から、組み合わせたものを漢方薬とよんでいます。
		生薬の基本的な組み合わせは、｢薬対｣とよばれ、互いの効力を増幅し合い、悪い作用は打ち消し合うような二つの生薬の組み合わせのことをいいます。さらに、その｢薬対｣をいくつも組み合わせて、十数種の生薬の混合とします。その中の各生薬が、それぞれ｢君（主薬）｣・｢臣（輔薬）｣・｢佐（佐助薬）｣・｢使（引経薬）｣の役割を担うことによって、はじめて1つの漢方薬とよばれるようになるのです。その理論と実践に費やされた数千年の歴史が、漢方薬の安心と信頼の大きな支えともいえます。漢方薬は、永遠の歴史の中で、膨大な人体実験を経て、確かな効き目と安全を確立したものなのです。

中国では、古くから自然と人のかかわりの中、自然界の恵みを人の健康に役立てようと考えてきました。
その数千年の壮大な実験の成果を、理論的に医学の体系にまとめ上げたものが東洋医学です。

つまり東洋医学は、自然医学といえます。現代中国の医学｢中医｣・朝鮮の医学｢東医｣・日本の医学｢漢方｣などを総称し、｢東洋医学｣とよんでいます。

中国で生まれた古典医学が日本に伝来し、日本の風土・習慣・体質の中で、江戸時代に大成したものが｢漢方｣です。日本人の体質にあった東洋医学といえましょう。

中医も東医も漢方も、中国古典の同じ書物が基礎として使用されていますが、その国・地域の風土・体質の違いにより発展しているため、処方の量や、使用する生薬の種類が少し異なります。

西洋薬は、人工的な化学合成品を主とした、単一成分で作られています。従って、ある1つの症状をターゲットとし、その症状を抑えるために、強力な力を発揮します。
漢方薬は、自然中の、2つ以上の薬草を混合ブレンドし身体の弱った機能を活性化させ、自らの力で本来の健康な身体に治癒させます。

つまり、西洋薬は、表面にあらわれた種々の症状に対して適切な処置を行ない、患者さんの苦痛を除く、対症療法薬であるのに対し、漢方薬は、苦痛の原因を探り、自らの体質を、本来あるべき姿に改善していく体質改善薬（原因療法）を主とします。

MRIやCT、血液検査など、時代と共に進化し続ける西洋医学に対し、高度な技術のない時代から漢方は存在しています。更に、数千年前と同じ方法・同じ薬が、現代でも生きているのです。
ですから、機器による検査や、分析による数値は、漢方薬を選ぶ場合関係ありません。むしろ、漢方薬が効けば、数値は自ら正常になるのです。結果は後からついてくる、そんなサイクルが実証されています。
よって、西洋医学の知識は、漢方には全く意味のないものになります。
逆に、漢方薬の使用に際しては、東洋医学論の充分な習得が不可欠です。
なぜなら、西洋医学と東洋医学は、全く異質な医学であるからです。

民間の間で、素人療法として口コミで広がり、使用されている近隣の山野草を民間薬といいます。これは、ほとんど単一の薬草が使用されます。
これに対し、十数種の薬草を、専門家たちが理論的に組み合わせ、その人の体質に合わせて使われ続けてきたものが、漢方薬です。

民間療法は、素人の口伝えですから、効き目が過剰に宣伝されやすく、使用に際して個人の体質は無視されます。民間薬でも薬草である限り、体質は考慮すべきです。