静岡県沼津市。漢方専門薬局「桂林」は、漢方薬の力で冷え性・肩こり・ぜん息・高血圧・不妊症などでお悩みの方をお助けします。
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その16
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漢方と排泄の医学
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今回は排泄の医学としての側面から漢方を見てみましょう。漢方医学は、自然界の恵みで生きている人間を、自然界の法則と同化して考える医学体系です。人は外界から食物と水と空気を入れ、それをエネルギーに変換利用して、さらにその残渣は体外に排泄し、生命活動をしています。
つまり、呼吸や汗や大小便から体外に排泄しているのです。間に合わない時に、吐いたり下したり大汗をかいたりするのも大事な排泄作用の一つなのです。この長い年月の代謝の中で正しい代謝が少しでも損なわれると、体内に有害物が蓄積されると考えます。
この場合、体内にある生理的な正しい物質を「気、血、水」といい、それが毒素に変化したものを「気毒、血毒、水毒」とみなします。
もう少し詳しく言えば、体内の正しいものは「気、血、水、津、液、精」であり、毒素は、「気滞、お血、痰、飲、湿、疫邪」ということになります。
そしてこれらの毒を解毒排泄する漢方薬が数多くあるのです。さらに、その使用法も長年の実践的理論に従うものです。
これらの漢方薬を重要視するところが「排泄の医学」といわれる所以でしょう。
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