静岡県沼津市。漢方専門薬局「桂林」は、漢方薬の力で冷え性・肩こり・ぜん息・高血圧・不妊症などでお悩みの方をお助けします。
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その19
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胃腸の話
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お父さんが旨いお酒を飲んだ時に「五臓六腑にしみわたる」なんて言いませんか。この「五臓六腑」も漢方用語です。肉月に蔵と書く「臓」は、身体の倉庫と理解しましょう。飲食物が消化吸収されてできた精血の集まる所です。そこで漢方では、肝心脾(膵)肺腎の五臓を、人体全組織の要として最も重く位置付けます。
その中で胃腸は、飲食物を消化吸収というトラックに乗せて運搬するための道路であり、「腑」の一つです。人の健康やすべての病気を考える上で、胃腸という道路の状態は極めて重要なことです。
そして漢方での胃腸の治療は、胃腸そのものばかりではなく五臓の力で治す方法を取ります。例えば、胃十二指腸潰瘍に漢方薬を使用する場合、いくつかの証に分けて使用します。二つの例を挙げてみましょう。
1).
持続性の鈍痛で空腹時に痛みが増し、食後軽くなる。冷えると悪化し、冷え性で気力もなく疲れやすい等、「脾胃虚寒証」は「温養脾胃法」の漢方薬を、それぞれの体質に合わせて使います。
2).
ストレスからくる胃痛。ゲップやオナラがよく出る。排便もすっきりしない等「肝気鬱結証」は「疎肝理気法」の漢方薬を。
以上、ほんの一例です。
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