静岡県沼津市。漢方専門薬局「桂林」は、漢方薬の力で冷え性・肩こり・ぜん息・高血圧・不妊症などでお悩みの方をお助けします。
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その26
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虚弱体質
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昨今、食べ物は過剰すぎるくらいなのに、体質虚弱で悩んでいる方が増えているように感じます。特に小児の相談が多いように思います。
体格は、昔の子供に比べると、はるかに大きいのですが、内臓体力は減少しています。結果、食事にムラがある、量を食べない、好き嫌いが激しい、食べても太れない、逆に肥満過ぎる、根気がなく頑張りが利かない、切れやすい、風邪をひきやすい、アレルギー体質等々。
漢方で言うところの「虚証」の児童です。
成人も同様で近年、外形に反して内臓の基礎体力が落ちてきている人が多いということでしょう。栄養の偏りです。
現代人の「食」に対する考え方は、漢方の食養生から見れば誤りであり、問題が多すぎます。虚弱体質に話を戻しますと、漢方での治療法では、第一に「脾胃」の強化を考えます。
つまり、胃を丈夫にして消化吸収の作業が充分正しく行えるようにし、内蔵の気血の力を上げてゆくわけです。中心は「補気薬」と呼ばれる漢方薬になります。
この場合、西洋薬の胃腸薬を服用することとは意味するところが全く違います。そして、「脾臓」の働きが正しくなれば内臓全体の基礎体力が向上してゆくのです。その治療が十分である上で、さらに「補血」、「補陰」、「理気」等を施せばよりよいでしょう。
漢方専門薬局 桂林 與五澤 孝
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