●更年期障害と漢方●
更年期とは、女性の身体が生理期間を終了し、自身のためだけの身体を取り戻し、新たな「更なる人生」を獲得するための準備期間であると考えてください。
漢方では女性の一生を7の倍数の14と49で、大きく三つに分けて考えます。
「小児期」と、14歳から49歳までの「月経期」と、それ以降の「月経終了期」です。
14歳ごろの青春思春期に対して、49歳閉経前後5年間ぐらいを「更年期」と呼びます。これらの時期は身体の大きな変換期ですから、心身ともに変調をきたし易いのです。そして、この更年期の変調を一般的に『更年期障害』と言います。
閉経によって卵胞の女性ホルモンが急激に減少し、それによって脳下垂体ホルモンや自律神経まで影響するようになります。
ほてり、発汗、イライラ、ゆううつ、疲労感から自律神経失調症状まで多岐にわたります。人によって症状も苦しさもさまざまです。
漢方には、遠い昔から女性の悩みのためにいろいろな漢方薬を研究してきた長い歴史があります。あなただけの漢方薬を見つけることです。
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