●牛黄について●
牛黄は、中国最古の薬物書「神農本草経」の中で上薬とされております。上薬とは「不老延年の神仙なり」、不老長寿の薬、命を養う薬として飲み続けるように記載されております。以来中国では皇帝献上品として、日本でも献上品として古くは「大宝律令」等にも記載があります。
一般的には、水戸黄門様の印籠の中味として知られております。牛黄とは一口で言えば牛の胆石です。1000頭に一個の割合でしか発見されずその価値は極めて希少です。
近年は、オーストラリア産やブラジル、アルゼンチンの南米産等が使用されるようになり一般的に普及されてきました。
それでも高貴薬には変わりありません。中でもオーストラリア産が最良とされています。そして牛黄には、主に七つの作用が有ります。強心、降圧、解熱、消炎、鎮静、鎮痙、肝臓保護の各作用です。その他様々な作用を有します。
その結果、色々な救急場面でも速攻的に効果を発揮し、多くの人に喜ばれております。ひどい苦しみの場合、漢方薬に併用して使うと劇的に効くことがよく有ります。そして長寿社会の養生薬として。まさに「高貴薬」、漢方薬の王様です。 |