●更年期障害●
そもそも更年期とは、主に女性の閉経期の周辺を指して言った言葉です。まさに閉経により「更」なる「年」になるのです。女性の成熟期は出産という大きな目的のための身体に作られております。閉経とは女性の身体が子どもを作るためではなく、今度は自分自身の身体を守るための仕組みに切り替わることです。
ですから、女性にとっては大変な変化の時期なのです。
更年期は、成熟期を卒業した女性の人生にとって必要であり、本来良いことなのです。
しかし、女性ホルモンの終了は、自律神経や精神、神経、身体まで全身に変化が及ぶわけですから、苦しむ人が多いのは当然なのかもしれません。
そして、この閉経期に現れる様々な症状、つまり不定愁訴を更年期障害と呼んでいます。
もちろん苦しみのない人もおりますが、重い症状に苦しむ人、十年以上苦しんでいる人もたくさんおります。更年期障害からくる自立神経失調症や精神神経失調の常見症状だけでも100以上認められています。病気の原因除去を外科的にできないのがこの病気です。
手術に頼れない病気は何と言っても数千年の歴史を誇る東洋医学が勝ると思います。 |