●薬食同源●
東洋医学には「医食同源」や「薬食同源」という言葉があります。どちらも健康に対しては食事が欠かせないという当然の事を言った言葉です。漢方薬の材料は食事をより深く研究することから選ばれました。従って漢方薬の材料には、私たちが日常食べている食事の材料も数多く入っております。ですから、漢方薬の治療効果は、その人の食事の状態によって左右されることが多いのです。
漢方薬の食養生の最も基本的な考え方の一例は「食為民」です。 民族の伝統的な食習慣を守った食生活を心がけることです。ドイツ人はドイツ人、中国人は中国人、韓国人は韓国人、日本人は日本人の食事を基本とすることです。
イヌイット族の話はあまりにも有名です。昔から伝統的にアザラシの肉だけを食べてきたイヌイットは、病気をしない民族として知られていました。しかし、西欧文明が入ってきて、イヌイットの中で色々なものを食べだした者から病人が急増しました。もう一つの基本は「身土不二」です。
その他「陰陽」「帰経」「四気五味」等です。当方では、漢方の食事指導をさせていただきます。 |